胃痛の原因と症状について

胃痛の原因は、胃の粘膜の炎症や損傷のほか、胃の筋肉がけいれんすることによっても起こります。

胃の粘膜を刺激するものとしては、アルコールやカフェイン、香辛料、タバコなどの刺激物があげられますが、アルコールやカフェインの場合は、適量で あれば胃液の分泌を促す作用もあるので、消化を助けるというメリットもあります。ただし、アルコール度数の高いお酒を空腹時に飲む行為など、胃の粘膜を直 接刺激してしまうので十分な注意が必要です。

辛いものだけでなく、熱いものや、冷たいものなども同様に胃を荒らす原因となったり、単純に食べ過ぎや飲み過ぎという不摂生も、胃痛の原因となります。

さらに、ストレスや生活習慣など心理的な影響による自律神経の乱れも、胃痛を引き起こします。自律神経がコントロールしている胃酸の分泌が過多に なって胃粘膜を攻撃しやすくなったり、血流が悪くなって胃粘膜を守る働きが低下したりします。ほかにも強いストレスを感じて胃が異常に収縮し、けいれんを 起こす場合もあります。

また、こうした生活習慣とは関係ない原因として考えられるのが、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)という細菌によるものです。ピロリ菌は、胃を保 護する粘液層で繁殖し、粘膜層を破壊したり、胃の表面に炎症をおこしたりする、やっかいな存在です。日本人の2人に1人がピロリ菌に感染しているとされる 現状も見過ごせません。

胃痛の症状

暴飲暴食の場合には、胃が膨らむことによる圧迫感や、おなかがつっぱるように痛みます。

アルコールなどによって胃粘膜が荒らされる急性胃炎の痛みは、みぞおち部分に感じることが多いのが特徴です。吐き気や嘔吐をともなう場合もあるでしょう。

ストレスによる胃痛は人によって少し異なり、胃痛のほか、胃もたれや胸やけ、食欲不振、吐き気をともなう場合もあります。神経性胃炎になりやすいタイプの方は、ご自分の症状の特徴を知っておくとよいでしょう。

注意しなければならないのは、このような神経性胃炎のほか、慢性胃炎や胃アトニーなどの病気が考えられる場合です。胃の痛みを強く感じたり、症状が 長引いたりする際には、早めに受診するようにしてください。特に、慢性胃炎は胃がんとの関係性が心配されるため、ただの胃痛と軽く考えず、病院できちんと 調べてもらいましょう。

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